2008-12

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股人のバイブル

「収入アップのコツ」などと題して、弱小サイトオーナーが生意気にもハウツーじみたウンチクを書いてしまったけど、これらのウンチクの基になっている考え方はすべて、今回紹介する股人のバイブルに詳しく書いてある。

バイブルというとちょっと大げさなようだけど、股人がもともとアフリエイトを始めてみようと思ったきっかけはこの本だし(最初はアダルトサイトは考えてなくて、一般のサイトを作るつもりだったんだけどね♥)、実際のところ「バイブル」といっても過言でないくらい、股人はこの中に書かれている「ビジョン」にかなり影響を受けている。今もこの「ビジョン」に引っ張られるが如く、日々の作業を進めている最中である。

これから日本市場で何が起こるのか 田坂広志

1999年12月に出版された本である。
ブログもアフリエイトもまだ無かった頃の本だ。(厳密にはアフリエイトプログラムは存在はしてたかもしれないけど、まだ全く認知されてなかった)

股人がこの本に出会ったのは2004年の秋の終わり。ブログが登場して話題となり、アフリエイトも一部の人たちには認知されてきた頃である。ブックオフの確か500円均一のコーナーで見つけた。当時でもう5年前の本だった訳だけど、内容はとてもそうは思えないほど斬新で、なおかつ読みやすかったのを覚えている。

「ネット革命が徹底的な『顧客中心市場』を生み出す」、「ネット革命は『資本主義市場』の性質を根本から変えてしまう」、「マーケティングが死後になる」など、目次を見るだけでも「変化」、「革命」といった言葉が大好きでミーハーな股人には十分「掴みはOK」だった。

この中に「ニューミドルマン」という言葉が出てくる。
直訳すると「新しい中間業者」となる。

ニューミドルマンは徹底的な「顧客中心市場」の出現によって生まれてくる、ネット革命によってこれから起こる市場の大きな変化のキープレイヤーである。

これまでの「販売代理」という古いタイプの中間業者とは違い、完全に消費者の立場に立った「購買支援」という新しいビジネスを展開していく。

この本では今後、誰がこのニューミドルマンになり得るのか、いくつかのシナリオを予測している。変化にすばやく対応できる「ベンチャー企業」、モノの流通を担い、オールドミドルマンがニューミドルマンへと脱皮するシナリオとして「総合商社」、情報の流れを担うテレビ、新聞などのメディア、あるいは広告会社、お金の流れを押さえた金融業、...等々。皆、個々のサプライヤー企業(販売店)からは等距離にあり、「中立」の立場で活動が出来る。。

股人はこれを読んだ時、もうひとつ大事なものがあるんじゃないか?と思った。

消費者自身(=アフリエイター)である。

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セールスエージェントになるな!

前の記事で書いたとおり、利益を上げられるアフリエイターというのは、「消費者側」の立場からモノを紹介しているアフリエイターだ。

ところが、往々にしてアフリエイトプログラムのサービスプロバイダ(ASP)は、アフリエイターを自分たちの「セールスエージェント」として、数多く作り出そうとしているように見える。

ASPはアフリエイターを支援する立場ではあるが、同時に加盟する販売店のセールスエージェントでもある。個々のアフリエイター達とは少し立場が違う。

もっと言えばASPの利益は自社の加盟販売店の売り上げに対する手数料収入なので、どちらかと言うと消費者を自社の系列内に「囲い込もうとする」傾向がある。

競合する他社が同じ競合するECサイトを持っていれば、「出来れば自社系列のECサイト(加盟店)から買って欲しい」というのが本音である。例え他社の商品の方が優れていても、自社系列の商品を買って欲しいのである。

一方個々のアフリエイターはそういった「囲い込み」から消費者を解き放つことが出来る。

販売サイトや系列の囲い込みから消費者を解き放ち、数ある商品の中から「本当に良いもの」を独自に発掘し、紹介する。
もし内容が同じものなら、いちばん安く買えるところを探し出して、紹介する。

これが個々のアフリエイターの役割である。

アフリエイターは販売店の「セールスエージェント」ではなく、いわば消費者の「購買エージェント」を目指すのが正解だ。

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「売ろう」としてはいけない

需要(消費者)と供給(販売店)で考えると、アフリエイターはどの位置にいるのか。

アフリエイターは消費者と販売店の間の位置にいる。

ではどっちに近いのか。もっと直接的な言い方をすれば、どっちの見方か?

実際のところは、どちらの見方にもなれる。
アフリエイターの方針しだいである。

モノを「売ろう」と考えているアフリエイターは販売店に限りなく近くなるし、逆にモノを「紹介する」ことを意識すれば、アフリエイターは消費者に近くなる。

「売る」と「紹介する」。似てるようだけど、「紹介する」ことを目的とする場合、それの良いところ、悪いところも含めて、情報を提供することが出来る。たとえそれが販売店にとって不利な情報だったとしても、である。

これはモノを「売ろう」としている側には出来ない。あたりまえである。そんなことをすれば、本当に良いもの以外は売れなくなってしまうからだ。

では消費者はどっちを支持するか?

言うまでもない、モノを「紹介してくれる」アフリエイターである。
位置的には、消費者に限りなく近いアフリエイターほど、支持されるようになる。

そして、これも当たり前のことだが、「消費者に支持される」アフリエイターほど、しだいに多くのアクセスを集めることが出来るようになり、結果として、利益を上げることが出来る。

逆にモノを「売ろう」としているアフリエイターからは、ユーザーは離れていく。位置的には販売店側に近くなるほど、そのサイトのバナーはユーザーの目には「ウザい広告」として映り、そこから利益を上げるのは難しくなる。

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アフリエイターの役割

アフリエイトとは、一言で言えば「成果報酬型の広告」プログラムだ。

ユーザーがバナーをクリックして広告主のサイトに訪問し、購買や会員登録など、何らかのアクションを起こした場合に、相応の報酬が支払われる。

たったこれだけの事なんだけど、従来の広告とは決定的に違う点が1つある。

それは「アフリエイターが広告主を選ぶ」ということだ。

普通広告といえば、テレビコマーシャルや新聞・雑誌の広告にしても、ウェブ上の月極広告にしても、どちらかといえば「広告主が(効果の出そうな)媒体を選ぶ」という方向だったはずだ。

それがアフリエイトプログラムの場合はどうだろう。確かに一部簡単な審査が必要な場合もあるけど(アダルト関連のプログラムでは審査のあるところなどほとんど無いけどね)、基本的にはアフリエイターが広告主を選ぶ。

従来の広告とは流れが「逆」なのである。

これは何を意味するか?

実はこれ、ものすごく大きな意味がある。このへんを深く理解すると、「収益の上がるサイト」の輪郭が見えてくる。

アフリエイトはもう単なる「広告」では無くなる可能性がある。というか、その可能性を持っている。つまり、販売店がモノを売るための「広告」ではなく、消費者がモノを買うための「情報」となるのである。

アフリエイターはそうした「流れの逆転」を促す、大きな役割を担うことが出来る。

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